こんにちは!活発にアップデートが行われているUnityですが、2018年早々にUnityの2018ベータ版 が公開。着実に機能アップを続けているのでうれしいものの、手持ちの解説書の内容ではカバーできないことが多くなってきました。
そこで今回、新しい解説書の購入検討をするため、書籍の目次やAmazonカスタマーレビューお試し版の内容を参考に、2016年以降に発行されたUnityの解説書の中から幾つかピックアップしてみました。
Unityの解説書から発売日の新しい順に購入候補をピックアップ
というわけで、Amazonの”なかみ!検索→”や出版社の試し読みページなどを確認しつつ、コメントしてみたいと思います。発売日の新しい順にみていきましょう。
Unity2017 C# スクリプト超入門
- 発売日
- 2018年1月20日
- ページ数
- 528ページ
- 出版社の書籍情報
- 秀和システム
- 出版社試し読み
- 未確認
- 試し読みコメント
- この記事を書いている時点では発売前のため試し読みがありませんが、”見てわかるUnity5 C超入門 (Game Developer Books)“のUnity2017対応版ですね。出版社の書籍ページに掲載されている目次を比較するとUnity5版とUnity2017版でほとんど同じ構成になっているので、Unity2017のバージョンに合わせた改訂版のような感じでしょうか。
Unity2017入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作
- 発売日
- 2017年11月28日
- ページ数
- 344ページ
- 出版社の書籍情報
- SBクリエイティブ
- 出版社試し読み
- Unity2017入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作
- 試し読みコメント
- ブログでも作例改造記事を掲載している入門書”ヒヨコ本”の最新版。構成と作例が一新され、Unity5版で最後に取り上げられていた2Dゲームの解説が最初の作例として取り上げられています。Unity5版では作例のスクリプトコードがJavaScriptで掲載されていましたが今回からC#で掲載されています。
Unityの教科書 Unity 2017完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座
- 発売日
- 2017年9月21日
- ページ数
- 432ページ
- 出版社の書籍情報
- SBクリエイティブ Unityの教科書 Unity 2017完全対応版
- 出版社ページ試し読み
- Unityの教科書 Unity 2017完全対応版
- 試し読みコメント
-
Unityでできることを軸にして解説している感じです。ページにレイアウトされている図は小さめですが数が多く、手順が細かく紹介されていて分かりやすいですね。
著者の”北村 愛実 “氏のブログは大変参考になります。
Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門
- 発売日
- 2017年8月16日
- ページ数
- 320ページ
- 出版社の書籍情報
- エムディエヌコーポレーション
- 出版社ページ試し読み
- Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門
- 試し読みコメント
-
本書の構成を見ると最初のChapterでシンプルな放置ゲームを作成し、そこから改造していく形で内容の作例と、サイドビューアクションの2本立てになっているようです。開発したアプリの販売方法についても触れているので役に立ちそう。
著者の”いたのくまんぼう “氏のプロフィール情報で不思議のダンジョンやサウンドノベルなどのシリーズに関わっていたとあります。
Unityネットワークゲーム開発 実践入門 UNET/ニフティクラウド mobile backend版
序章 Unityとネットワークゲームの概要
Part1 非同期型ネットワーク機能活用-NCMB編
1章 サンプルゲームの概要と構造
2章 NCMBの導入と基礎
3章 ログイン機能の実装と活用
4章 ネットワーク機能の拡張
5章 画像ファイルの保存と取得
6章 プッシュ通知の実装と活用
Part2 リアルタイム・ネットワークゲーム開発-UNET基礎編
1章 Network Managerで超簡単ネットワークゲーム!
2章 Network Managerを使ったプログラミング
3章 UNETをカスタマイズする
4章 Transport Layer APIとインターネットサービス
Part3 リアルタイム・ネットワークゲーム開発-UNET実践編
1章 ネットワークゲームの基本とサンプルゲームの概要
2章 サンプルゲーム「Painters」の実装の概要
3章 ゲーム時間の共有
4章 キャラクター移動の補正
5章 ペイント弾の同期と背景の塗りつぶし
Appendix
- 発売日
- 2017年6月19日
- ページ数
- 408ページ
- 出版社の書籍情報
- ソシム
- 出版社試し読み
- 試し読み:Unityネットワークゲーム開発 実践入門
- 試し読みコメント
-
ネットワークゲームのバックエンドサービス”ニフクラ mobile backend “の使用方法を解説した中級者向けの内容で、かなり実践的な感じがします。筆者のブログ記事があるのでこちらも参考になります。
Unity5 アドベンチャーゲーム開発 実践入門 JOKER SCRIPT対応
- ページ数
- 256ページ
- 出版社の書籍情報
- ソシム
- 発売日
- 2016年12月26日
- 出版社試し読み
- Unity5 アドベンチャーゲーム開発 実践入門 JOKER SCRIPT対応
- 試し読みコメント
- ゲームの企画やシナリオからスタートしてUnityを使ってアドベンチャーゲームを開発するというかなりピンポイントな内容ですね。アドベンチャーゲームの開発の流れでUnityの使用方法を解説するという構成のようです。
10日で学ぶUnity 5 2Dゲーム入門 カジュアルゲーム制作で楽しく覚えよう!
- 発売日
- 2016年11月15日
- ページ数
- 504ページ
- 出版社の書籍情報
- エムディエヌコーポレーション
- 出版社試し読み
- 10日で学ぶUnity 5 2Dゲーム入門 カジュアルゲーム制作で楽しく覚えよう!
- 試し読みコメント
- 2Dゲームに限定して1つのゲームを10日間のステップに分けで仕上げる構成で作例ベースの内容です。ページデザインも手順が分かりやすいように順番を意識したレイアウトになっています。
24時間で学ぶ! Unity 5 基本操作と開発のコツ
Hour 1 Unity入門
Hour 2 ゲームオブジェクト
Hour 3 モデル、マテリアル、テクスチャ
Hour 4 地形
Hour 5 環境
Hour 6 ライトとカメラ
Hour 7 ゲーム1—Amazing Racer」
Hour 8 スクリプト—Part 1
Hour 9 スクリプト—Part 2
Hour 10 衝突
Hour 11 ゲーム2—カオスボール
Hour 12 プレハブ
Hour 13 2Dゲームツール
Hour 14 ユーザーインターフェース
Hour 15 ゲーム3—Captain Blaster
Hour 16 パーティクルシステム
Hour 17 アニメーション
Hour 18 アニメーター
Hour 19 ゲーム4—Gauntlet Runner
Hour 20 オーディオ
Hour 21 モバイルゲームの開発
Hour 22 ゲームの変換
Hour 23 シーン管理とビルド
Hour 24 終わりに
- ページ数
- 424ページ
- 出版社の書籍情報
- ボーンデジタル
- 発売日
- 2016年9月26日
- 出版社試し読み
- 試し読みコメント
- 出版社の書籍情報ページを見ると”本書はUnity Game Development in 24 Hours, Sams Teach Yourself Second Edition の日本語版”ということで洋書の日本語版ですね。
Unity5+Live2D ノベル&アドベンチャーゲーム開発講座
ORIENTATION Unityとノベル&アドベンチャーゲーム市場
CHAPTER 01 ノベルゲームエンジンの選定
CHAPTER 02 Live2Dの概念と仕組み
CHAPTER 03 UnityとLive2Dの開発環境の準備
CHAPTER 04 アニメーションを作る
CHAPTER 05 モデリングをする
CHAPTER 06 体のデフォーマを作る
CHAPTER 07 顔のデフォーマを作る
CHAPTER 08 より高度なモデリングを追求する
CHAPTER 09 PSDデータを作成するコツ
CHAPTER 10 ジョーカースクリプトとUnityでノベル&アドベンチャーゲームを作る
CHAPTER 11 ティラノビルダーでノベル&アドベンチャーゲームを作る
CHAPTER 12 宴とUnityでノベル&アドベンチャーゲームを作る
- 発売日
- 2016年3月15日
- ページ数
- 320ページ
- 出版社の書籍情報
- 翔泳社
- 出版社試し読み
- Unity5+Live2D ノベル&アドベンチャーゲーム開発講座
- 試し読みコメント
- Unityの解説書というよりもノベルゲームの解説書としてUnityを取り上げているといった感じです。Unityのノベルゲーム制作アセット”宴 “の使用方法を紹介している解説書としては貴重ですね。
Unity5ゲーム開発レシピ ハマるゲーム制作のノウハウ
PART 01 基本編
CHAPTER 01 マップを作る
CHAPTER 02 プレイヤーを動かす
CHAPTER 03 弾を撃つ
CHAPTER 04 敵キャラクターを登場させる
CHAPTER 05 敵をロックオンする
CHAPTER 06 ユーザーインターフェースを作成する
CHAPTER 07 ブーストを作る
CHAPTER 08 サウンドをつける
CHAPTER 09 レベルデザインをする
CHAPTER 10 シーンを遷移させる
CHAPTER 11 演出を強化する
CHAPTER 12 覚えておくと便利な基本機能
PART 02 応用編
CHAPTER 01 キャラクターを制御する
CHAPTER 02 フィールドとカメラを工夫して利用する
CHAPTER 03 基本的な動作や設定を制御する
CHAPTER 04 ユーザーインターフェースを工夫する
CHAPTER 05 ゲームの演出を工夫する
- ページ数
- 504ページ
- 出版社の書籍情報
- 翔泳社
- 発売日
- 2016年1月23日
- 出版社試し読み
- Unity5ゲーム開発レシピ ハマるゲーム制作のノウハウ
- 試し読みコメント
- ロボットアクション3Dゲームの作例で順番に機能を実装して完成させる構成になっています。目次を見ても具体的な機能実装の解説が多いのでやや中級者向けのようです。
低年齢向けのUnity解説書もチェックしてみました
購入候補の書籍ではありませんが、中高生を対象としたUnityの解説書もあるので、念のためチェックしてみました。
親子で学ぶはじめてのプログラミング Unityで3Dゲームをつくろう!
- 発売日
- 2017年5月31日
- ページ数
- 352ページ
- 出版社の書籍情報
- マイナビ出版
- 試し読み
- Amazon”なかみ! 検索”のみ確認
- 試し読みコメント
- 解説文章を親子の会話形式で載せているので読みやすいですね。低年齢向けの教育用プログラミングツールを使用せず、ゲーム開発に使用されているUnityをわかりやすく教えた方がタメになる!というコンセプトのようです。
Unityではじめる おもしろプログラミング入門
- 発売日
- 2017年3月3日
- ページ数
- 168ページ
- 出版社の書籍情報
- リックテレコム
- 出版社試し読み
- 試し読みコメント
- 中学生、高校生あたりの読者を対象にした解説書としてページのデザインやイラストも柔らかい感じになっています。小学生でも高学年なら大丈夫かもしれません。
おまけ:購入済み書籍
ということで、おまけで購入済みでまだ読み終わってない解説書があるのでついでに紹介したいと思います。
UnityではじめるC# 基礎編
- 発売日
- 2016年10月25日
- ページ数
- 304ページ
- 出版社書籍ページ
- エムディエヌコーポレーション
- 出版社試し読み
- UnityではじめるC# 基礎編
- 試し読みコメント
-
C#についての知識アップと脱出ゲーム作例有り、ということでKindle版をセールの時に購入しました。部分的にしかまだ読んでいませんが、書籍タイトルに”C# 基礎編”と付いているとおり、C#についてはサラッと解説している感じで基本的にはUnityの入門書となっています。
著者は前半で紹介した”Unityの寺子屋 定番スマホゲーム開発入門 “と同じ”いたのくまんぼう “氏です。