今回はマウスクリックと物理演算機能で小物が簡単に配置できるアセット Object Placement Tool の使い方を紹介します。
今回の記事はUnity アセット真夏のアドベントカレンダー 20190 Summer! に参加しています。
Object Placement Tool はオブジェクトをランダムに配置することが簡単にできるツールです。
まずはYoutubeに公開されているデモンストレーション動画を観て予習をしてみます。
YouTubeのプロモーション動画で紹介されている主な機能は次の通りです。
配置したいオブジェクトを登録し、マウス右クリックで配置することができます。
配置するオブジェクトのスケールと角度をランダムに設定できます。
これが Object Placement Tool のオススメ機能。手作業では意外と難かしい、オブジェクトが乱雑に散らかっている感じに配置できます。また、配置したオブジェクトをドラッグ&ドロップで再配置できます。
配置したオブジェクトを単一メッシュに結合することができます。
親オブジェクトを作成して配置したオブジェクトをグループにまとめることができます。
アセットをプロジェクトにインポートするとメニューバーにNOT_Lonely が追加されます。メニューをクリックするとこのように3つのサブメニューがあります。
Readme ファイルの英文を Google 翻訳して要約してみました。こんな感じの内容です。これである程度の操作方法が理解できます。
Object Placement Tool を使用すると、マウス右クリックだけで多くのオブジェクトをワールドに配置できます。
プレハブを[Object Placement Tool]ウィンドウにドラッグアンドドロップ。ランダム回転とスケールを追加して[Enter Edit Mode]を押してから Ctrl + マウス右クリックでシーンへの配置を始めましょう。
また、Ctrl + Shift + R を使用して、選択したオブジェクトをY軸を中心に90度回転させることができます。 モジュラーピースでレベルを構築するときに非常に便利です。
オブジェクト配置ツールのすべての機能の使用方法を明確に理解するには、[Object Placement Tool]ウィンドウの機能名の上にマウスカーソルを置くとツールチップが表示されます。
メニュー:NOT_Lonely > Object Placement Tool から[Object Placement Tool]ウィンドウを開いてツール画面を確認しましょう。
配置するオブジェクトを登録します。
配置した複数のオブジェクトをグループ化します。
配置した複数のオブジェクトを結合します。
オブジェクトの結合が成功するとこのようなダイアログが表示されます。結合されたオブジェクトは[Project]ウィンドウ > Assets > NOT_Lonely > Object Placement Tool > CombinedMeshes フォルダにメッシュファイルとして保存されています。
オブジェクトの配置を物理演算機能を使用して行います。
Physics modeのチェックを入れている場合、エディットモード有効中は自動的に[Game]ビューに切り替わり、このような操作画面になります。Ctrl キーを押すと水色の矢印と十字アイコンオブジェクト配置UIが表示されます。
一度のクリックで複数のオブジェクトを配置できるブラシモード。
配置するオブジェクトの角度を設定します。
Follow Path チェックボックスをオンにするとオブジェクトの配置方向と次のオブジェクトの配置方向のガイドが表示され、オブジェクトの配置方向をマウスで制御できます。
配置するオブジェクトのスケールを設定します。
配置するオブジェクトがデカールやポスターなど板ポリゴンのメッシュの場合、配置先オブジェクトのメッシュと鑑賞しないようにオフセットすることができます。
[Ruler]ボタン:このボタンをクリックしてRulerを有効にすると、[Scene]ビューで Ctrl + マウス右クリックで2点間の距離を測ることができます。
Ruler はエディットモードがオフの状態で使用します。使用すると[Scene]ビューでこのように表示されます。
エディットモードの切り替えを行います。エディットモード有効中に Ctrl + マウス右クリックでオブジェクトを配置できます。
それでは Object Placement Tool を使ってサンプルシーンを作成してみます。
まずは以前の記事で使用した室内のオブジェクトを用意してシーンを作成しました。
壁や床のテクスチャはUnityのアセットストアの無料テクスチャYughues Free Architectural Materials を使用しています。
ここから Object Placement Tool を使ってオブジェクトを配置していきます。配置するオブジェクトは Asset Store から Free cans opened pack を使用しました。
アセットには16個の缶のプレハブが用意されています。
こんな感じで床にばら撒いてみました。
カメラ操作は以前の記事 Standard AssetsのFirstPersonCharacterをマウスドラッグの視点操作に改造 で紹介した方法を使用。
さらに、部屋を移動できるだけではちょっと物足りないので、ばら撒いた缶を吹き飛ばせるようにしてみました。具体的な手順は別記事で紹介予定です。
作成したシーンをWebGLでビルドしてみました。 画像クリックでファイルがダウンロード、再生されます。(ダウンロードサイズ:約18MB)
Unity の Terrain ツールで用意されている Paint Trees や Paint Details と同じように、マウスクリックやブラシでオブジェクトを配置できて作業がはかどります。さらに物理演算機能で自然な形に積み重ねられるのがいちばんの特徴ですね。
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凄い。
たまたま流れついたけどこんなサイト見たことない。
また遊びにきます。
よろしくおねがいします!