Unityのアドベンチャーゲーム制作アセットAdventure Creator を使って、手に取ったアイテムオブジェクトにピントを合わせるテストをしてみました。
最近のゲームでよくある、アイテムをクリックすると画面中央にアイテムが表示されて背景がピンボケする表現を試してみたいと思います。こんな感じの表現ですね。
画像:『BIOHAZARD 7 resident evil 体験版』
毎度おなじみ、Adventure CreatorのNew Game Wizardで新しいマネージャーセットとシーン階層を作成。メニュー:Adventure Creator > Getting standard > New Game Wizardを選択。前回の記事と同じくImage Effectを使用するのでPlayerは 一人称視点にしました。
テスト用のシーンを作りましょう。基本オブジェクトを組み合わせて簡単なシーンを用意しました。[Shift]+[V]キーで頂点スナップモードにしてから、Planeオブジェクトを[Ctrl]+[D]キーで複製を繰り返して部屋を作りました。今回のマテリアルはUnityのAsset Storeから無料アセットYughues Free Architectural Materials とYughues Free Wooden Floor Materials を使用しました。
出来上がった部屋はこんな感じです。
以前の記事でも紹介しましたが、当たり判定の設定をしていませんでしたので、今回は必要なコンポーネントの[Cupsel Collider]コンポーネントと[Rigid body]コンポーネントを追加しました。
PlayerプレハブのPlayerオブジェクトを[Inspector]ウィンドウでみると次の状態になります。拡大画像
Playerオブジェクトの子供のCameraオブジェクトの[Inspector]ウィンドウでみるとこのような状態です。
ひとまずゲームを再生して動作確認をします。カーソルロックの切り替えキーは公式チュートリアルで[Tab]キーを割り当てていましたが、マウス右ボタンに変更しました。
部屋には家具を配置してみたかったのでUnityのAsset Storeから無料アセット”Gray Furniture Pack – Rendwork Studio “を使用しました。
こんな感じに家具を配置してみました。
それではアイテムオブジェクトを部屋に配置しましょう。”Gray Furniture Pack – Rendwork Studio “の中にちょうどヘッドホンのオブジェクトがあったのでこれを使ってみましょう。
このアセットのオブジェクトにはコライダーコンポーネントが無いので先に追加します。オブジェクトを選択して[Inspector]ウィンドウ > [Add Component]ボタン > Physics > Box Colliderを選択。次にもう一度[Add Component]ボタン > Adventure Creator > Hotspots > Hotspotを選択。当たり判定の範囲に黄色いボックスが表示されます。
オブジェクトにカーソルを重ねた時にハイライト表示される[HightLight]コンポーネントも追加しておきましょう。[Add Component]ボタン > Adventure Creator > Hotspots > Highlightを選択。
ハイライト表示設定のオブジェクトを割り当てます。[Hotspot (Script)]コンポーネント > Object to highlight: [Headphones]を割り当てます。そして[Use interactions]パネルの右側の[+]ボタンをクリック。さらにInteraction: フィールドの右側にある[create]ボタンをクリック。フィールドに”Headphones: Use”のアクションが割り当てられます。
ここまでのアイテムオブジェクト”Headphones”に追加したコンポーネントを[Inspector]ウィンドウで確認しましょう。
とりあえずWebGLでビルドしてみました。Wキー前進、Aキー左移動、Sキー後退、Dキー右移動。右クリックで視点移動の切り替えができます。
ダウンロードサイズ:約32MB
ということで、これから本題の作業に入るところですが、今回はここまでにしたいと思います。続きはこちらの記事になります。